
鉄板に、11種の金属に取付可能なUHF帯RFIDタグを取付け、認識検証をしています。
検証対象の 11種類のタグの 一覧表です。
画像のクリックにより、ダウンロードしていただけます。
ダウンロード頂きました一覧表中の「赤ボタン」のクリックにより個別の資料をご覧頂けます。
金属板の裏面から、ハンディリーダで読取りを実施して、認識出来るタグは、どれでしょうか・・・
金属が受けた電波が、意図しない伝播により ”誤認識” が発生する現象 につきましては、
コラム:[誤認識]UHF帯RFID 電波伝搬による誤認識例
https://www.rfid.sealex.co.jp/media/useful/a49
で、現象動画をご覧頂きました。
今回は、金属が受けた電波により、”認識性能が向上” していると思われるタグをご紹介致します。
今回の実験で、金属板の裏面からの読取りで認識が出来たタグは、
2:PMT-06WR
4:ASA8520 マグネット取付型
6:OPP130(US)
でした。
※検証環境下における結果としての報告です。
あらゆる金属品において、同様な現象が可能な事を示すものは御座いません。
今回の実験においては、電波の反射により、タグ正面側の電波経路で認識されているのではない事は、幾つかの検証を組み合わせて確認しています。
「2:PMT-06WR」については、貼り付け対象の金属品の表面波を積極的に利用した高性能タグです。
技術・事例資料 と 取付方法の基本方針 を公開致しますので、ご確認ください。
(画像のクリックにより、資料をご覧頂けます)
「4:ASA8520 マグネット取付型」については、向き(リーダのアンテナに対し)によらず、安定した認識が出来る性能をもつ高性能タグです。(3、5のタグも同様) 今回、4が、金属板裏面からの読み取りが良い結果となったことは、取付用の内蔵マグネットにより、金属板を伝播する電波を、3,5と比較して”うまく”取り込みが出来たためと推測しています。非常に興味深い結果となりました。 なお、このマグネットでの取付強度は、協力で、コンテナに取付け、クレーンでの移動・運搬・荷積み/荷下ろし時にも活用の事例があります。認識が良い事も選定利用となっていましたので、伝播電波の取り込みの影響も寄与していたかも知れません。
「6:OPP130(US)」については、長距離認識用タグ(環境により ~20m、海外事例では ~30m)のため、微弱な金属板を伝播する電波を受ける事が出来たのかと推測しています。
上記の結果は、あくまでも一例です。ご利用の用途・用法・環境にて十分に検証を実施し、適用、採用のご判断を御願い致します。
「現場・現物・現実」の三現主義 を基本として、RFIDの活用による業務改善の支援を実施いたします。サンプルのご要望、検証方法のご相談にも対応しておりますので、ご連絡ください。