
■「RFID活用デタコレ サービス」とは
「RFID活用デタコレ サービス」とは、RFIDを活用し現場の状況を把握するためのデータを収集(Data collection)し、データを活用するシステムへ引き渡す RFIDデータ収集プラットフォーム です。
■「RFID活用デタコレ サービス」の利点
「RFID活用デタコレ サービス」を活用することで、
・現場状況をデジタルデータとして収集・蓄積し、目標/KPIとのギャップ把握が可能。
・DXへのステップ デジタイゼーション・デジタライゼーション をスムーズに実現。
・DXの本来的な、ビジネスモデル構築、データの活用仕様策定(情報化)に注力できる。
といった、利点があります。
DXを目指し、デジタル化・ツール活用による ”業務効率化” ”業務改善” ”事務負担軽減” ”省人化” の先にある 大いなる成長 へ寄与致します。
前回 「 [DX推進] RFID活用デタコレ サービスとは #1 」では、経済産業省が公開しているDXを推進するための資料として、
・「デジタルガバナンス・コード3.0」
・中堅・中小企業等向け 「デジタルガバナンス・コード 実践の手引き2.1」
・DX支援ガイダンス - デジタル化から始める中堅・中小企業等の伴走支援アプローチ -
を確認しつつ、 RFID活用デタコレ サービス が DX推進 に 活用できることに触れました。
今回は、ご採用いただきました 製造業のユーザー様から 「ここが決め手」になったと、高くご評価いただいたポイントをご紹介いたします。
■デタコレ端末・サービス 「ここが決め手」
「実践の手引き」にあります、”DX実現フェーズ” 及び ”DX成功の6つのポイント” から、ビジョンを描き、「身近なことのデジタイゼーション(デジタル化)を実施してみる」 ことが DX推進の第一歩 となります。
そこで、製造業のお客様より 「製造進捗データ」、「製造実績データ」 を デジタル化して収集すること をターゲットにしたいと多くのご相談を受けております。
いくつかの デバイスや構成、システムを比較検討された結果、デタコレ端末・サービス をご採用いただいた際の 「決め手」 を挙げていただくと、以下の3つのポイントに集約できました。
1.確実なデータ通知
2.置くだけで利用開始
3.開発不要・無償のトライアル
■確実なデータ通知
デタコレ端末は、自律動作によりRFIDタグを認識し、指定した通知先へ収集したデータを通知します。
収集したデータの通知が、通知先に届いたかを確認する仕様としており、通知が届いていないと判断した場合は、端末にデータを蓄積(スプール)して、再送を試み、データの通知が成功するまでスプールを継続します。スプールが発生時は、液晶画面の スプール ボタンの背景色を黄色にして知らせ、スプールボタンをタップすると、通知できていない最古のスプールデータの時刻、スプール数を表示します。
スプール発生中も、端末動作は停止すること無くデータを収集し、数日間のデータを蓄積できます。

データ収集の モレ・ヌケ が、課題という認識は強く、RFIDを活用した自動認識の仕組みと合わせて、通知先での確実なデータ格納ができること、その状況を確認できることが課題解決に有効であるとご支持いただいたおります。
■置くだけで利用開始
デタコレ端末は、自律動作機器のため、現場に 置いて・電源を入れるだけ でデータの収集を開始します。

ただし、それには、十分な事前準備が必要です。
・HF帯/UHF帯の周波数帯の選定
・タグの選定(対象への取付方法)
・リーダ構成&設定(運用・想定用法での認識検証)
・通知ネットワーク構成(I/F選定、構築、負荷時の想定、疎通状態確認方法)
・デタコレ端末の設定
導入前に、様々な構成・設定バリエーションで検証するための、ツールを用意しています。
デタコレ端末の基本的な設定を行うツールの画面は、下図のようにシンプルです。この基本設定や事前の運用・用法検証により決定した無線設定やRFIDの制御パラメーターを設定し、出荷するサービスもご提供しています。それにより、現場では 「置いて・電源を入れるだけ」 で速やかにご利用を開始いただけます。
後戻りを避けるために、十分な運用検証・用法検証を実施し、構成・パラメーター確定すること は、非常に重要です。

十分な準備の結果として、導入作業が簡単かつ短時間で実施できることは、システム管理者や現場作業者の負担を少なくし、有効であるとのご評価をいただいております。
■開発不要・無償のトライアル
早期に十分に 運用検証・用法検証 、PoC を実施していただくためのサービスをご用意しております。
開発不要(ノーコード)で、「いつ、どこで、何が」のデータを CSV として生成するミドルウェアを含む、「貸出サービス」です。 RFIDの活用が前提でなく、想定しているデータの収集に RFIDが活用できるか という見極め にも、ご利用いただけます。

前項の通り、運用・用法に適した機器構成やパラメーターを確定することは極めて重要ですが、その検証を 無償提供の機器・ツールで、気軽に「現場で・現物を・現実に」積み上げ、後戻りやリスクを最小限にできた と、導入ユーザー様からご評価いただきました。

是非、「貸出サービス」を活用していただき、デタコレ端末が使えるものであるかご確認の上、ご意見ご要望がございましたら、サービス向上のためご教示賜わりますようお願い申し上げます。
■デタコレ端末 資料
「デタコレ端末」の資料は、 こちら 。 是非、ご覧下さい。
■次回 「 [DX推進] RFID活用デタコレ サービスとは #3 」では、RFIDによる自動認識機能を実現する
・RFIDタグ
を、中心にご紹介いたします。
■前回 「 [DX推進] RFID活用デタコレ サービスとは #1 」