
UHF帯RFID 誤読発生!! 電波を遮断したい。
UHF帯RFIDは、長距離(といっても、数~10メートル程度)で、多数の対象を認識できるという利点がありますが、エリアや向きを限定して認識することが苦手で、意図しないタグが認識される いわゆる ”誤読” に悩まされるケースがあります。
その基本的な対策は、 ”電波遮断” により、リーダ側からの電波の到達範囲を限定する、もしくは意図しない認識が発生するタグへの電波経路を無くすことです。
今回は、その「電波を遮断」するための素材について、簡易的に実験した動画を公開します。
電波の遮断を、測定器やノイズの発生(混信)で判断するのではなく、UHF帯RFIDの認識の可否で確認しました。
実用につきましては、十分な検証が必要ですが、参考情報としてご覧ください。
■中が見えるフィルム素材で、電波遮断は出来る?
ウインドウフィルムにおいて、UHF帯RFIDの利用周波数:920MHz帯に対し遮断性能が高い(30dB以上)のモノがあります。
それを活用することで、内部を確認できる電波シールドBOXや通過ゲートの製作も可能です。
施工にあたっては、隙間があると電波が漏れる、密閉すると電波の集中が発生するなど考慮すべき点がありますので、ご注意ください。

■ 金網・金属メッシュは、電波遮断できる?
電波は隙間があると入り込んできます・・・・
電波は金網を通過することができるのでしょうか?
是非、動画の様子(後半)をご確認ください。

■実験動画
(上記、画像をクリックしていただきますと、動画をご覧になれます)
理論的な話は、専門書や専門家のサイトや情報にお任せしたいと思います。
環境や設定に依存しますので、ある条件下における実情として、ご参考になれば幸いです。
■貸出サービス・オンサイト検証支援
RFID活用時の、誤読の発生や認識の課題 などに対し、出来る限りの調査・解析・対策を実施させていただきます。
「現場・現物・現実」の三現主義 を基本として、RFIDの活用による業務改善の支援を実施いたします。
是非、ご相談ください。
オンサイトサービスのご依頼につきましても、貸出サービス相当の「事案情報」と合わせて、「課題」をご連絡ください。

(上記、画像をクリックしていただきますと、「RFID基本検証用貸出サービス」 のカタログをご覧になれます)